女性用スカルプシャンプーで人気のあるものは?

2017.12.14

近年よく耳にする「スカルプシャンプー」。そもそもスカルプってどういう意味なんでしょうか。
スカルプとは「頭皮」のこと

かつてのシャンプーは髪の毛そのものを洗浄し綺麗にするというイメージでしたが、近年は頭皮を洗浄して環境をよくすることで抜け毛・フケ・脂性・かゆみなどの頭皮の悩みを解消しようという商品が多く出ています。

スカルプシャンプーで人気のものは、多少値段が高くても、頭皮によいとされる成分が入っているもの。ヒトの体を作るタンパク質を構成するアミノ酸の力で洗浄することのできるスカルプシャンプーが女性に人気です。

回はスカルプシャンプーについて、お話ししましょう。

スカルプシャンプーは頭皮に良いのね。

スカルプってどんな意味?

スカルプはscalpと書きます。
「人間の頭皮」「頭の地肌」と訳しますが、ここでは単純に「頭皮」という意味で使います。

近年は「スカルプケア」と銘打ったヘアケア用品を多く見かけるようになりました。
これはそのまま、頭皮をケア(保護・手入れ)する商品ということです。
スカルプという言葉をよく聞くようになったのはここ数年のことかと思います。

これは、薄毛(抜け毛)で悩む人が増えた結果、注目されるようになりました。
頭皮はいわば「髪の土壌」なので、その環境を良くすることで、なるべく健康な髪を生やそうと考えられたのがスカルプケアのシャンプーやヘアケア商品なのです。

髪の毛に悩み抱える人は国内に1000万人以上、薄毛(抜け毛)に悩む人は男性で25%以上いるとされています。

薄毛のお悩みは、かつては男性の悩みの代名詞のようなものでしたが、最近は年齢男女問わず薄毛(抜け毛)は日本人の悩みとなりました。

有名頭髪サービス会社の調べによると、15歳以上の男女の約38%が「薄毛(抜け毛)に悩んでいる」としており、10代でも女性なら約7%、男性なら約11%が薄毛(抜け毛)に悩んでいるもいうデータがあります。

この薄毛の悩みの割合は、もちろん年齢とともに増加し、60代になると女性でも約44%、男性なら半数以上の約61%が薄毛(抜け毛)に悩んでいるそうです。

毛(抜け毛)の悩みだけでもこの数字ですから、ここに「フケ」「かゆみ」「脂性」「臭い」などの頭髪の悩みを加えると、いったい何人の日本人が頭髪のことで悩んでいるんだろうか、となりますね。

このように、髪の毛の土壌である頭皮の環境に人々が注目し、そしてケアしたいとスカルプケア商品を試したくなるのは当然のことのように思います。

土壌が良いとすくすく育ちますね。

スカルプシャンプーと普通のシャンプーは何が違うの?

スカルプシャンプーと普通のシャンプーの違いはなんでしょう。

「スカルプ」とあるようにスカルプシャンプーは頭皮環境を良くするために開発されているシャンプーです。

一方、普通のシャンプー(従来のシャンプー)は髪の毛そのものを美しく見せるためのシャンプーでした。例えば、キューティクルを保護・維持するためだったり、広がりを抑えたり、反対にボリュームを出したり…洗浄に加えてそれらのことを目的とするものが大半だったわけです。

スカルプシャンプーは、髪の毛を綺麗にする(洗浄することも含めて)のはもちろんのこと、頭皮の環境をいかによくするかを考え、開発されています。

スカルプシャンプーで基本とされているのは頭皮環境を整えることですが、それでは頭皮環境を整えるというのは具体的にはどういうことなのでしょうか。

頭皮には毛穴が多くあり、その分だけ皮脂の分泌も増えます。
毛穴が脂分で塞がると薄毛(抜け毛)の原因になりやすく、また臭いの原因にもなりやすいのですが、だからといってこの脂質を過剰に取り除きすぎると体が反応し、脂質が足りないからと余計に分泌しようとしてしまいます。
そうすると悪循環が始まってしまいます。

そこで、スカルプシャンプーは余剰な脂質を洗い落とすけれど、過剰に取りすぎないようにする成分が入っているわけです。適量な脂質は頭皮にとっての、いわば「保護剤」。
保護剤がきちんと生きていると、柔らかく健康な頭皮を維持できるわけです。

健康な状態の頭皮は、当然ですが髪トラブルも少なく、薄毛(抜け毛)をはじめとした悩みも抑えることができるでしょう。

悩み解消!!

頭皮にとってどんな成分が入っているといいの

スカルプシャンプーで見ていただきたいのは、ボトルの裏に書いてある「成分」です。
スカルプシャンプーは別名「アミノ酸系シャンプー」とも言われています。
アミノ酸でシャンプーの成分に用いられるものには以下のようなものがあり、それらが配合されているのが、よいスカルプシャンプーです。
・ココイルグルタミン酸Na
・ラウロイルグルタミン酸Na
・ラウロイルメチルアラニンNa
・ココイルメチルアラニンNa
その他にもアミノ酸系の成分は様々です。
気になる方は成分表を見て、それらの成分についてインターネット検索をかけてみるとよいでしょう。

大手のメーカーから販売されている普通のシャンプーは「高級アルコール系シャンプー」とも呼ばれていて、洗浄力が高いのが特徴です。しかし、その分だけ頭皮への刺激も強く皮脂も過剰に落としてしまいます。肌が弱い方には向いてないでしょう。

また、高級アルコール系シャンプー以外に、昔からある自然由来の「石鹸系シャンプー」もあります。
こちらは脂肪酸ナトリウムなどを主成分にしており、自然志向の方には向いてますが、こちらも皮脂を過剰に落としがちです。

対してスカルプシャンプーは「アミノ酸」で洗浄します。洗浄力は他のシャンプーに比べてやや劣りますが、その分だけ低刺激であることも確かなため、何度シャンプーしても頭皮へのストレスは少なくて済みます。

アミノ酸とはタンパク質を構成してる成分です。我々、人間の体は血管から内臓、筋肉や皮膚まで、その大半はタンパク質で構成されています。そのことから考えると、アミノ酸が人体に対して低刺激で、さらには頭皮にも良いのはわかりますね。

う~ん、なるほど。

抜け毛や薄毛に効果があるって本当?

スカルプシャンプーの特徴をここまで説明してきましたが、スカルプシャンプーの成分である「アミノ酸」は過剰に脂質を取りすぎず保護剤の役目をする皮脂を残してくれる点が人気であるということがわかりました。

また、刺激も低く、頭皮に過剰なストレスをかけることがないのも人気である理由でしょう。
頭皮に過剰な皮脂が残ると毛穴がふさがり、必然的に髪が細くなって薄毛になったと感じることもこれで防げます。

頭皮を肌呼吸できる程度に皮脂を取り除き、かつ乾燥してしまわない程度に皮脂を残すことで毛穴の土壌である頭皮環境を整えれば、薄毛(抜け毛)をなるべく予防できるわけです。

とはいえ、スカルプシャンプーは育毛剤でも増毛剤でもありません
新しく生えてきたり増えたりというわけではないので、頭皮環境を整えるものとして使うようにしましょう。

市販のスカルプシャンプーと薬用スカルプシャンプーの違いは?

スカルプシャンプーはかつて美容室などで使われてきましたが、今ではスーパーやドラッグストアでも簡単に手に入るようになりました。

お値段は従来のシャンプーに比べて少し高いものが多いですが、それでも低刺激で頭皮の環境を整えられるシャンプーが簡単に手に入るようになったことで人気となりました。

頭髪についての悩みやシャンプー選びに悩みがあった方にとっては強い味方となってくれるのがスカルプシャンプーでしょう。
スカルプシャンプーの中には「薬用」と銘打ったスカルプシャンプーがあります。
市販のスカルプシャンプーと薬用のスカルプシャンプーの違いは「医薬部外品」が含まれているかどうか、です。

薬用、という文字を見る限り、医薬品成分が入っているように思われるかもしれませんが、あくまで薬用スカルプシャンプーは「医薬部外品」。

とはいえ、数種類のフケやかゆみを防ぐ成分が含まれていることは確かです。例えば、抗菌目的の成分や肌荒れ防止の成分が含まれています。

薬用シャンプーは効果が出るまでに個人差もあり、約3~5ヶ月ほどかかると言われていますから、すでにひどい肌荒れや炎症に悩まされている方は皮膚科を受診されることをおすすめします。

まとめ

近年よく目にするようになった「スカルプシャンプー」。
従来のシャンプーとの違いはその成分にありました。

スカルプシャンプーの中でもアミノ酸が人気です。これは髪にも優しく、低刺激で頭皮に過剰なストレスをかけずにすみます。

また、薄毛(抜け毛)の原因にもなる皮脂を適度に取り除き、過剰に落としすぎないという点でもスカルプシャンプーは優秀です。

特に肌荒れや乾燥肌、その他に地肌がデリケートだという方は薬用のスカルプシャンプーを使うのも方法です。
国内では頭髪に悩みを抱えている人が1000万人以上いるとされていますが、頭髪の土壌とも言える頭皮の環境をスカルプシャンプーで整えることで、その悩みを少しでも改善できるかもしれません。