頭皮が臭う原因は何ですか?

2017.12.15

頭皮の臭いが気になる方は多いのではないでしょうか。
頭皮の臭いの原因は皮脂です。皮脂そのものが臭うというよりは、皮脂が分解されると生成する物質により起こる臭いです。

また、洗髪後にきちんと乾かせていなくて雑菌が繁殖した結果、臭いがするということもあります

さらには、皮脂が酸化することで起きる臭いや、女性なら加齢による臭いなどもあります。
本日は頭皮の臭いの原因と、改善方法や確認方法についてお話しします。

かゆいんだよ

シャンプーの回数を増やせばいいですか?

髪や頭皮の臭いだけでなく、フケや頭皮のカユミに悩まされて1日に何度も髪を洗う人がいますが、シャンプーのしすぎはかえってよくありません

シャンプー剤の洗浄剤が頭皮を刺激したり、残留したりする可能性があります。
過剰に脂分を除去しすぎると、からだが失われた脂分を補充しようとして反応し、逆に分泌を増やすことがあります。

そうするとまた、頭皮の臭いの原因となりかねません。

適度な脂分には頭皮を雑菌から守るなどの役割もありますから、とりすぎず、残しすぎないようにしましょう。

シャンプーを使うのは1日1回、その1回の洗髪は「2度洗い」がオススメです。

シャンプーの量は少なめにして、1回目は「汚れを浮かす」イメージで軽く、2回目はしっかり泡立てて「頭皮をマッサージする」ことを意識してください。そして何より大事なのは「すすぎは充分すぎるくらい」行ってください。
しっとりタイプのシャンプーでは、5分位すすぐといいとも言われています。

また、シャンプー前にはブラッシングすることを強くオススメします。ブラッシングはあらかじめ頭皮の汚れを落としたり汚れを浮かしたりしてシャンプー時に汚れを落としやすくしてくれます。そうすることによってシャンプーの量を減らすこともできます。特にセットスプレーなど使用時は、丹念に行って下さい。

シャンプーやトリートメントを残したまま髪と頭皮が湿っていると、雑菌が繁殖しやすくなります。
雑菌の繁殖によって、またしても頭皮から臭いがしてしまう、ということもありえます。
しっかりとすすいでシャンプーやトリートメンは流し切りましょう。

また、髪を乾かすのも、タオルドライと短い熱風ブローで手早くきちんとドライしましょう。
こうすることによって、皮脂を適度に残し、雑菌の繁殖を抑えて、頭皮の臭いを抑えることができます。
シャンプー前のブラッシング効果と、そのやり方についてはこちら(「シャンプー時_抜け毛」のURL)を参考にしてください。特に、耳の後ろが十分に乾いていないことが多いようです。気を付けましょう。

シャンプー前も大切。

臭くなるのは皮脂が原因ですか? 皮脂が増えるのはなぜですか?

頭皮が臭くなる原因は4つあるとされています。
○頭皮の皮脂が細菌に分解された臭い
○頭皮で雑菌が繁殖した臭い
○頭皮の皮脂が酸化した臭い
○女性ホルモンの分泌が加齢により低下し、その結果臭いを抑えられなくなった

頭皮の臭いは「ノネナール」という成分です。

ノネナールは青臭くて油臭い臭いを発する成分です。9-ヘキサデセン酸という加齢臭の原因と言われている脂肪酸が分解されると生成されます。

また、頭皮にはTゾーンの2倍の皮脂腺があるため、脂質も肌よりずっと多く分泌されます。
さらに、シャンプーやトリートメントが頭皮に残ったままきちんとドライできていない場合などに、残った有機物を糧にして雑菌が繁殖し、頭皮から臭いがするということもあります。
アルコールやタバコ、ストレス、偏食によって活性酸素が増えると、皮脂が酸化して皮脂そのものが臭うこともあります。

女性の場合は加齢により女性ホルモンが低下し、男性ホルモンが優位になって皮脂が増えるということも起こりえます。女性ホルモンは皮脂の分泌を抑える働きがあるのですが、加齢によって分泌が抑えられなくなり、結果として皮脂が増えて臭いの元になる、というものです。

それでは臭いの元である皮脂をなるべく増やさないようにすればいいですよね。

そこで、皮脂が増える理由を3つ知っておきましょう。
○ストレス…生活リズムの乱れや偏食も含め、全てのストレスは皮脂を異常分泌させると言われています。
○脂質の多い食事…脂質を異常分泌させます。特に動物性たんぱく質の摂りすぎに注意。脂っこいものや動物性たんぱく質には悪臭の原因のなるものが多く含まれているとされています。
○皮脂を過剰に除去…体が皮脂を必要として余計に皮脂を分泌させようとしてしまいます。

また、先ほど説明したように女性の場合は女性ホルモンの減少により皮脂の分泌が増えることがあります。
なるべく、動物性たんぱく質や脂質の摂りすぎに注意し、穀物や野菜中心の食生活をするのが理想的です。
たんぱく質は健全な発毛・育毛のために欠かせないので、大豆食品などの植物性たんぱく質を摂取するのがよいでしょう。

頭、臭うぞ!

頭皮マッサージをすれば改善できますか?

頭皮の臭いは頭皮マッサージをすれば改善できるでしょうか。

頭皮マッサージをすることで血行をよくし、シャンプーの効果を高めることができます。

シャンプーの効果が高まれば、シャンプーの量は少なくて済みます。シャンプーの量が減れば、きちんとすすぐことがしやすくなりますし、頭皮に残ったシャンプーを餌に雑菌が繁殖して臭いの原因に…というのも防ぐことができますね。

このシャンプー前の「スカルプストレッチ」は頭皮の臭いを改善させるだけでなく、身も心もスッキリした気分になるのでぐっすり熟睡できますし、リフトアップ効果も大いに期待することができます。

スカルプストレッチでは、頭皮の周辺(首の裏側やうなじの部分)から頭頂部に向かって徐々にほぐしていきましょう。「気持ちいい」と実感されることが大切です。
また、頭皮を柔らかくして血の流れを良くするイメージで行うとよいでしょう。

頭皮の臭いを確認する方法はありますか?

頭皮は自分の鼻からは遠く、誰かに指摘されないと臭いに気づけないと思います。
頭皮の臭いをセフルチェックし、確認する方法は、3つありますが、1番手っ取り早いのは指やタオルで頭皮をこすって臭いを嗅いでみることです。
他には自分の枕の臭いをチェックしたり、ドライヤーを後頭部からかけて風の臭いをチェックをしたりするという方法があります。

シャンプーした後は臭いがしないのは当然のことですから、仕事の後や1日が終わったシャンプー前など、時間帯をずらしてセルフチェックするのがいいでしょう。

ヘアコロンやヘアスプレーで誤魔化してしまえばいいと考える人もいるでしょうが、いろんな臭いが混ざってしまい、余計に悪臭となってしまう可能性があります。
また、コロンやスプレーの成分が頭皮に付着すると、さらに雑菌繁殖の原因にもなりかねません。

シャンプーの時にきちんとシャンプーやトリートメントの成分を洗い流す、皮脂が増えにくい生活を心がける、シャンプー前にブラッシングやスカルプストレッチを行う、雑菌繁殖を防ぐために洗髪後はきちんとしたドライを行う、といった基本をきちんと守ることが頭皮の臭いを防ぐ第一歩になります。

まとめ

頭皮の臭いの原因は皮脂腺から分泌される脂質が分解して生成された「ノネナール」が犯人です。
とはいえ、脂分を除去しすぎると体が反応して更に脂分を分泌しようとしてしまいますから、過剰に脂分を除去する必要も、そのための複数回のシャンプーも必要ありません。

大事なことは、シャンプー前のブラッシングやスカルプストレッチで血行を良くして汚れを浮かしシャンプー時にきちんと汚れと過剰な脂分を洗い流すこと。
洗髪時によくすすいでシャンプーやトリートメントを頭皮に残さないこと。

雑菌繁殖の温床にならないように洗髪後はきちんと髪をドライすること。(空中には、雑菌を含むほこりが多く、ぬれていると付着しやすいからです)

また、頭皮から分泌された皮脂が酸化するのを防ぐためにもストレスの少ない、規則正しい生活を送ること。食生活は植物性たんぱく質を摂取し、美髪活動を行うことが重要です。さらに、ミネラル分の補給も大切です。
自分の頭皮の臭いは気になるけれどセルフチェックができない、という方は、指やタオルなどで頭皮をこすり、それを嗅いでみてください。
特に仕事終わりや1日の終わりなど時間帯を考えずらしてチェックするのが効果的です。