髪の毛が臭うのですが改善する方法はありますか?

2017.12.18

すれ違った女性の髪の毛からふわりといい香りがして、思わず振り返ったことはありませんか。
異性同性関わらず、髪の毛からいい香りがする人への憧れはあるかと思います。反対に、髪の毛が臭い、ということを気にしている方も多くいるかと思います。

髪の毛が臭い理由は、大きく分けて2つで、頭皮の臭いによるものと頭髪そのものの臭いです。
それでは髪の毛の臭いの原因は何なのでしょうか。夜シャンプーしても朝に臭いがする理由は? 臭いを気にしすぎて洗いすぎるのもよくないのでしょうか。
今回は髪の毛の臭いについて、その原因をお話しします。

臭うわね!

髪の毛の臭いの原因は何ですか?

髪の毛の臭いの原因は大きく分けると2つです。1つめが頭皮の臭い。2つめは髪の毛そのものの臭いです。

頭皮の臭いはどこからきているのでしょうか。それは、頭皮にある皮脂です。
皮脂そのものはそこまで臭いのするものではありませんが、タバコやアルコール、ストレスなどで活性酸素が増えると皮脂が酸化して臭いがするようになります。

また、頭皮の皮脂が常在菌によって分解されると、頭皮が臭うようになります。頭皮の臭いは「ノネナール」という成分です。9-ヘキサデセン酸という加齢臭の原因と言われている脂肪酸が分解されるとノネナールが生成されます。

また、雑菌が繁殖した臭いであることもあります。シャンプー剤が残ったままだったり、髪を洗ったあときちんと乾かせておらず湿ったままだったりするとシャンプー剤と湿度を餌に雑菌が繁殖します。

また、頭皮が湿ったままだと空中の雑菌を含んだほこりが付着しやすく、その雑菌が繁殖してにおいの原因となることもあります。

雑菌が繁殖すると、嫌な臭いになりますから、皮脂だけが原因でないこともあります。
酸化した皮脂とノネナールという物質、雑菌が頭皮の臭いを生み出しているのです。

2つめの「髪の毛そのものの臭い」は主に「臭いうつり」です。
髪の毛には皮脂が多少なりともくっつきますが、その皮脂に外の臭いがつくわけです。特にタバコや焼肉、食べ物の臭いがつきやすいでしょう。

更に、髪の表面をコーティングしているキューティクルが傷んでいる場合、このキューティクルが開いたり剥げたりしている状態なので、周りの臭いを余計にキャッチしやすいとされています。

煙草を近くで吸わないで!

夜シャンプーしても朝には臭いがするのはなぜですか?

夜シャンプーしても朝起きて髪の毛から臭いがする、ということもあるかもしれません。
寝る前にシャンプーしてから寝ているのに枕から嫌な臭いがする、ということも。
頭皮には、Tゾーンの2倍の皮脂腺が存在するとされています。シャンプーをしていても、時間が経てば皮脂はどんどん分泌されるわけです。シャンプーで皮脂を取り除いても60~90分で皮脂膜は作られているのです。

また、食生活や生活習慣も皮脂の分泌に関わってきます。脂質の多い食べ物(脂っこいもの)を多く食べていると、やはり皮脂の分泌は増えるでしょう。

睡眠不足、夜ふかしも皮脂の分泌を過剰にしてしまう原因になるとされています。
夜の寝る前にシャンプーしている場合、きちんと乾かして寝ていますか? 完全に乾いてなければ寝ている間にも雑菌はいくらでも繁殖します。
生きている限り、皮脂は分泌され、臭いの原因を生み出しています

髪の良い香りがする人はなぜ、そうなるのでしょうか?

髪の良い香りがする人はなぜ、その香りを維持させることができるのでしょうか。
それはシャンプーの時の手順をしっかり守れているからでしょう。
シャンプーの時に気をつけることで、髪の香りはきちんと維持することができます。
シャンプー時に気をつけることは以下の通りです。
1.シャンプー前のブラッシング
2.熱すぎないぬるま湯で
3.指先でしっかりと毛穴を洗う
4.シャンプー剤はしっかり落とす
5.根元から乾かす

1.シャンプー前のブラッシング
シャンプー前にブラッシングすると汚れをあらかじめ浮かせておくことができます。また、血流も改善するので毛穴がきちんと開きます

2.熱すぎないぬるま湯で
ぬるま湯で頭皮をマッサージするように洗うだけでも5~8割の汚れが落ちるとされています。

3.指先でしっかりと毛穴を洗う
人間の頭皮には4万個ほどの毛穴があるとされています。爪をたてずにこの毛穴を意識して、指の腹でもみ出すようにマッサージして洗います。

4.シャンプー剤をしっかり落とす
3分以上すすぎをするとよいとされるくらい、シャンプー剤はしっかりと落としてください。シャンプー剤が頭皮に残ると、臭いの原因になるのは当然のこと、かゆみやフケなど他のトラブルの原因にもなります。
シャンプー前に汚れを浮かすためにブラッシングするのも、ぬるま湯をたくさん使うのも、全てはシャンプー剤を少量で済ませることにより、シャンプー剤を頭皮に残さないようにする工夫です。

5.根元から乾かす
毛先にドライヤーを当てて乾いたらそれで良し、ではありません。
strong class=”red”>根元からしっかりと乾かしましょう。
タオルドライをする際も、頭皮の水分をしっかり乾かせているか意識して、髪を乾かすようにしてください。

5つのことに注意して洗髪すると、シャンプーの香りが持続し、いい香りが続くでしょう。

猫でもブラッシングするんだからね!

洗いすぎもダメって聞きますが本当ですか?

髪の毛の臭いが気になるからと洗いすぎる人がいますが、洗いすぎるのも注意が必要です。
ここまでで、髪の毛の臭いは皮脂が原因の1つと話してきました。そうすると、皮脂をとにかく落とすために1日に何度もシャンプーをしようとする人が出てきます。

しかし、皮脂は本来、頭皮を適度に保湿し、乾燥から守ってくれるべきもの。この皮脂を取り除きすぎると、脳が「皮脂が足りない」と判断して、更に皮脂を分泌させようとします。その結果、皮脂が異常分泌してしまいます。異常分泌してしまうと、更に臭いの原因が増えるわけですから、もう結果は見えていますね。
シャンプーを頻回しているのに髪の毛が臭いと思われる方は頭皮の皮脂を洗浄しすぎている可能性があります。

また、頻回シャンプーのせいで、雑菌繁殖の原因となるシャンプー剤が頭皮に残ってしまって悪循環になっている可能性も。

頻回シャンプーよりも、前述したシャンプー方法で適切に汚れと皮脂を落とすのがよいでしょう。
また、従来のシャンプー(高級アルコール系シャンプー)を使うことで洗浄力が強すぎて皮脂を取りすぎているなら、アミノ酸系シャンプー(スカルプシャンプー)にするのも1つの方法です。アミノ酸系シャンプーは、洗浄力は従来のシャンプーに劣りますが、皮脂を取りすぎず適度な皮脂を頭皮に残してくれます。

髪の毛が臭くならないためにどうすればいいですか

髪の毛が臭くならないために、他にどのようなことに気をつければいいのでしょうか。
臭いの原因となる皮脂を適度に残すためには、適切なシャンプー、皮脂を取りすぎないシャンプー選びが重要でした。
また、脂質の多いものは食べないように注意しましょう。食生活や睡眠サイクルも重視できるとよいでしょう。

髪の毛そのものの臭いを抑えるには、キューティクルを丈夫にすることが大事です。

習慣化したブラッシング、流さないトリートメントの使用などがあります。食生活や睡眠サイクルはキューティクルを維持するためにも重要になってきます。

ドライヤーを使うと髪が傷むのではと心配する人がいますが、ドライヤーで手早く乾かすことは雑菌繁殖を防げます。
タオルドライとブローで手早く髪と頭皮を乾かすことが大事です。

タオルドライでは、頭皮をほぐしながら頭皮近くの水分を吸い取るように拭きます。
次に毛先を小束に分けて、絞り取るように水分を切ります。
ドライヤーは20cm離した位置から頭皮に直接、風を当てるようにかけます。髪のキューティクルは根元から毛先に向かって「ウロコ」のようになっているので、それに沿うように風を当てます。
しっかりと乾かすことは重要ですが、当てすぎも禁物なので短時間で済ませるようにしましょう。
タオルドライだけで4~6割ほど乾かすイメージを持っておくとよいでしょう。

また、殺菌剤配合シャンプーを使うという方法もあります。ただし、頭皮が痒い時や、多く汗をかいた時など必要な時だけ使用するようにしましょう。毎日使用すると頭皮に負担をかけてしまうためです。

毎日のシャンプーや毎日のドライが大事なのはわかったけれど、今の髪の毛の臭いを取りたいという方は、以下の方法を試してみてください。

○ドライヤーで臭いを飛ばす
○ドライシャンプー(水を使わないシャンプー)を使用する
○ウェットティッシュで拭う
○消臭スプレーを使う(ヘアーフレグランスを使うと嫌な臭いとフレグランスの匂いが混ざってしまいますから髪の毛用の消臭スプレーがオススメです)
○美容室でヘッドスパを受ける

髪を乾かすにはタオルは必需品

まとめ

髪の毛の嫌な臭いが気になるという方は多いかと思います。
髪の毛の臭いの原因は、1つは頭皮の皮脂、1つは髪の毛(頭髪)そのものの臭いです。

頭皮の皮脂は適度な量を維持できるように、シャンプーの仕方やシャンプー剤を減らす工夫をしましょう。過剰に皮脂を取りすぎても逆効果なので、皮脂を取りすぎないアミノ酸系シャンプー(スカルプシャンプー)を使用するのも方法です。

髪の毛そのものの臭いは、主に外からの臭いが付着しているのが原因です。
臭いが付着しないようにキューティクルをなるべく健康に維持してあげましょう。
それでも臭いがついてしまったという場合は、ウェットティッシュでふき取ったり、消臭スプレーを使ったりという方法があります。

頭皮の皮脂を増やさないのも、キューティクルを健康に保つのも、食生活や睡眠サイクルなど生活習慣を改善すると変わってきますから、シャンプーの仕方と共に見直していきましょう。