髪が乾燥するのはなぜですか?

2018.1.19

髪のお悩みを抱える方の中には「髪の乾燥」が気になるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。乾燥してパサつくのが気になる、という方も…。

夏場は冷房や紫外線で髪が乾燥し、冬場は季節柄もあって髪が乾燥する…そう感じられている方も多いでしょう。季節に関係なく常にパサついているという悩みの方もいらっしゃると思います。

10~60代男女が答えた「髪や頭皮の悩み調査」では15.2%の方が髪の乾燥・パサつきを悩みにあげていました。これは白髪や薄毛に続いて6位の悩みです。
髪が乾燥するのは、頭皮が乾燥しているから。または、髪が傷んだりすることによって髪そのものが保水力を失っているからです。
髪が乾燥すると枝毛や切れ毛にもなりやすいとされており、髪のトラブルにも結びつきやすいでしょう。

今回は髪の乾燥について、頭皮の乾燥も関係しているのか? 髪のパサつきにはアミノ酸シャンプーがいいのか? パサつきを改善するためのトリートメントやオイル、についてお話をしましょう。
大丈夫だよね

髪が乾燥すると枝毛や切れ毛になるの?

が乾燥するとパサつき、結果として枝毛や切れ毛といった毛髪トラブルにつながってしまいます。
これはキューティクルが関係しています。
キューティクル、という言葉は聞かれたことがあるかと思います。ヒトの髪を守ってくれているのは、まさにこのキューティクル。

髪の毛はからだでいうと、骨・肉・皮膚のような三層構造で成り立っていますが、キューティクルはからだでいう「皮膚」にあたります。

キューティクルは厚さ0.005ミリという薄さですが、硬くて透明なタンパク質(ケラチン)組織です。これが、ウロコのように重なることで、内部組織を保護してくれているのです。

このキューティクルが傷ついて剥がれると、繊維状の組織を糊のようなタンパク質でつないだコルテックスが露出してしまいます。コルテックスは髪の質量の85~90%を占める毛皮質で、ヒトのからだでいえば「肉」の部分。キューティクルが傷ついて剥がれると、皮膚がない状態と同じで肉が剥き出しになっているようなもの…。

守ってくれるものを失った髪は、外部からの刺激をダイレクトに受け取ることになってしまいます。刺激や薬剤に侵されやすくなると、損傷がどんどん進んでしまい、結果として切れ毛や枝毛といった毛髪トラブルに繋がってしまうというわけです。

キューティクルが損傷すると、髪の内部の水分が保湿力を失ったり水分が抜けてしまったりして髪は乾燥します。

キューティクルを壊してしまう原因には以下のようなものがありますので、特に注意しましょう。
・洗髪の時に爪を立てたりジャリジャリと髪をこすったりするような洗い方をしていませんか? キューティクルが破損しやすくなります。洗髪時は指の腹で頭皮をマッサージするように「髪を洗うというよりは頭皮をマッサージするように洗う」ようにしましょう。

・洗髪後に濡れたままにしていませんか? キューティクルが開いて栄養成分が流出してしまい、栄養状態が悪くなって結果として髪がパサつく原因となります。洗髪後はタオルドライとブローで手早く、しっかりと、丁寧に髪と頭皮を乾かしましょう。

・タオルで髪をガシガシとこするように拭いていませんか? 髪を拭くときはこすらず水分を吸い取るようにするとよいでしょう。

・からだにも水分が足りていない可能性があります。健康な髪は12~14%程度の水分を含んでいると言われていますが、最近では6~8%ほどの人が少なくないようです。からだの内側からの保湿アプローチも必要です。1日最低2リットル程度の傾向補給が理想的です。

・からだの栄養状態がよくなく、生活環境が乱れていませんか? からだの栄養状態がよくないということは髪にも当然きちんと栄養が行き渡っていません。偏食を避けて、大豆などの高たんぱく質を取り入れたバランスの良い食事を心がけましょう。

他にも、キューティクルが壊れる原因には、静電気やパーマ剤などに含まれる薬品も考えられます
髪が潤いを失っているということは、からだの他の部分も確実に水分不足に陥っています。髪はパサつきという形でいち早く警告のサインを出してくれていると言えます。
からだが必要とする水分を、食事とともに必ず口から摂取することも心がけましょう。
他にも外部からの刺激でキューティクルが損傷したり髪そのものから水分が奪われたりすることがあります。冷暖房の風向きに注意したり、紫外線を防ぐために日傘をさしたり、通気性の良い帽子をかぶるなど工夫も必要です。
髪、守らないとね!

髪が乾燥すると頭皮も乾燥するの?

髪が乾燥している時、頭皮も乾燥しているのでしょうか。
必ずしも髪が乾燥している時、頭皮もまた乾燥している、ということはありません。
ですが、外部からの刺激を受けているという点では、髪が受けている刺激は頭皮も受けていることが多いでしょう。
また、頭皮が乾燥することで髪に影響が出て、髪の乾燥につながることもあり得ます。

頭皮には皮脂がありますが、この皮脂の量が適切な時、たとえ日差しなどの外部からの刺激が攻撃してきても、皮脂が頭皮を保護してくれていて、バリアーのように攻撃を跳ね返してくれます。

頭皮の皮脂を気にする方は多いですが適度な皮脂は頭皮の保護剤であり、皮脂の量が適切であるときは頭皮の下にも適度な水分が行き渡っています。頭皮に充分な水分があるということは、髪にもその水分は行き渡っている状態と言えます。

反対に、皮脂の量が不足しているとどうなるでしょうか。皮脂の量が不足しているということは、つまり、頭皮が乾燥している状態にあるということ。お肌も同じで、適度に脂分がないと乾燥が進んでしまいますよね。頭皮も同じです。

皮脂の量が足りていない時点で頭皮は乾燥しているのに、更にバリアー効果を失った頭皮は外部からの刺激攻撃をまともに食らってしまいます。外部からの刺激で更に乾燥が進んだり、抜け毛や髪のボリュームダウンなどの乾燥以外のトラブルにつながることもあり得るでしょう。

皮脂の量が足りていない頭皮からは、頭皮にあるべき水分も蒸発していきがちです。頭皮に充分な水分がないということは、当然ながら髪からも水分は失われてしまっている可能性もあります。

頭皮の皮脂の量を適切にするためには、シャンプーは1日1回の2度洗いがオススメです。
洗うタイミングは必ず夜。皮脂が気になって過度にシャンプーをしてしまう方がいますが、皮脂を取りすぎるのも危険です。皮脂の量が不足しすぎると、今度はからだが過剰反応して皮脂を出しすぎるため、嫌な臭いの原因となる皮脂が増えたりベタついたりといった他の頭皮トラブルにつながってしまいます。

適度な皮脂の量をコントロールするために、洗浄力の強すぎないアミノ酸系のシャンプーを使うという方法もありますね。
アミノ酸系シャンプーについては次の項目でもご説明します。
飲みすぎもダメですよ!

髪のパサつきにアミノ酸がいいって本当?

ミノ酸系のシャンプーは低刺激なものが多く、洗浄力が強すぎないので頭皮や髪に優しいとされています。

従来の、いわゆる高級アルコール系シャンプーでは落としすぎていた皮脂も、アミノ酸系シャンプーでは落としすぎず、頭皮の皮脂の量をうまくコントロールできるメリットがあります。

特に「保湿」や「修復」といった点で売り込んでいるアミノ酸系シャンプーは髪のパサつきに効果があります。

エス・ハート・エス社の「薬用SHSスカルプシャンプー」敏感肌や乾燥肌でも安心のアミノ酸系洗浄剤です。人体はアミノ酸によって構成されたタンパク質であると言えます。髪もアミノ酸で構成されたタンパク質です。ということは、アミノ酸系洗浄剤配合のシャンプーが髪にいいのはお分かりいただけるかと思います。

肌や髪と同じ成分で洗い上げるので、ほとんど刺激を与えず、敏感肌や乾燥肌の人でも安心して使える優しさで、毛穴や髪の汚れを落としてくれます。

有効成分であるグリチルリチン酸K2は漢方や育毛剤でもお馴染みの成分です。甘草抽出成分で、頭皮を保湿してくれます。フケやかゆみの予防までしてくれる優れものでもあります。
また、アルゲコロイドという褐藻ミネラルを配合しているので、髪と肌への保湿効果があります。保湿だけでなく血行促進や新陳代謝昂進の作用も。
このシャンプーを使うことで髪も頭皮もしっかりと保湿され、髪の乾燥を防ぐことができるでしょう。
薬用SHSスカルプシャンプー

パサつきに効果のあるトリートメントやオイルってどんなの?

髪の乾燥が気になったら、トリートメントやオイルを使う、という方法があります。トリートメントやオイルを使用することで髪がコーティングされ、外的ダメージから守ってくれたり、キューティクルの代わりをしてくれたり、髪の内側からの水分が逃げていくのを防いでくれるからです。

「オイルトリートメント」などとしてドラッグストアで売られていることが多く、代表的なものは植物由来のオイルである「椿油」や「アルガンオイル」「ホホバオイル」などでしょう。
エス・ハート・エス社の「薬用スカルプトリートメント」は前項目でご紹介した「薬用スカルプシャンプー」と合わせて使うことで、髪の乾燥と髪のパサつきを「保湿」と「修復」の面から改善してくれます。

「薬用スカルプトリートメント」は傷んだ髪や頭皮に負担をかけないようにしながらも髪を修復。さらに髪と頭皮に潤いを与えてくれます。また、髪に力を宿す、髪の補修成分である「ペリセア®︎」も配合。

さすが、髪と頭皮のプロが開発した薬用スカルプトリートメントですね。
ペリセア®︎は浸透性と持続性が高く、ダメージによる細毛や弱ってしまった髪の強度を改善してくれます。
またマカデミアンナッツナッツと杏オイルを配合。これらのオイルはビタミン濃度が高く、高保湿です。毛先の補修やUVケアにも効果があります。

髪のダメージがとても気になるという方には「ダメージリペアトリートメント」がおすすめです。
傷んだ髪の修復に重点を置いて、選び抜いた13種類のオイルを配合しております。
選び抜いた、マカデミアンナッツ、メドウフォーム、ホホバ種子、ブドウ種子、シアオイル、アルガンオイル、アボガド、ヘーゼルナッツ、アーモンド、ローズヒップ、米胚芽、ツバキ、月見草の13種類のオイルが配合されたオイルで乾燥やダメージで傷んだパサついた髪もしっかりと潤うことでしょう。

まとめ

髪の乾燥やパサつきに悩んでいる方は多くいらっしゃいます。
からだそのものに水分が不足していることや、頭皮に皮脂が足りておらず頭皮も乾燥している場合があります。
また、キューティクルが傷んでいることで水分が逃げたり、外的ストレスや日々のシャンプーの仕方など様々な理由で髪が痛んだりしてみ、乾燥とパサつきに繋がっていることも。
シャンプーの仕方や洗髪後のタオルドライで工夫したり、日々の生活の中の食事や経口補水を見直してみたりしましょう。

乾燥してパサついた髪にはアミノ酸系シャンプーやトリートメント、オイルを使用するのがよいでしょう。「保湿」や「補修」をしてくれるアミノ酸系シャンプーや、植物由来のオイルが配合されているトリートメントをうまく使用し、髪の乾燥とパサつきにさよならしましょう。

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