頭皮を保湿するためのローションはどんなのがいいですか?

2018.3.24

お顔や体の乾燥が気になって保湿をされることはよくあることかと思います。しかし、頭皮の保湿にまで気を配っている方はどのくらいいらっしゃるでしょうか。

頭皮も皮膚ですから、乾燥を放置しておくと思ってもなかったトラブルに見舞われることがあります。

頭皮が乾燥したままだと、かゆみが出たり、乾燥性のフケが出たりします。また、頭皮環境の悪化は脱毛や薄毛に繋がりかねません。

健やかな地肌を手に入れるためにも、頭皮の保湿を行いましょう。
本日は、保湿による乾燥トラブルの回避方法と保湿のためのローションについてお話しいたします。

お肌しっとり!

頭皮の硬さと保湿は関係ありますか?

産まれたばかりの赤ちゃんの頭皮はとても柔らかいものです。しかし、大人になると頭皮は硬くなっていきます。
加齢に伴う、重力の影響に耐えられなくなる筋肉量や皮膚弾力の減少、保湿成分の減少に加え、乾燥・血流不足・紫外線などの外的ストレスにより、頭皮は硬くなるとされています。

頭皮に限らず、乾燥すると皮膚はガサガサとし、硬くなりますよね。頭皮も同じように乾燥すると硬くなりやすいのです。
乾燥による頭皮の硬さを改善するには、保湿をすることは効果に期待がもてます。

また、頭皮の乾燥をそのままにしておくと、頭皮のたるみの原因の一つになるとされています。
頭皮がたるむと顔の皮膚もたるんだり、顔のシワが増えたりもしますから、乾燥して硬い頭皮をそのままにすることはいいことではありません。

スキンケアに余念のない方でも、頭皮まではケアできていない方も多いのではないでしょうか。
頭皮も皮膚なのですから、日頃スキンケアを行うようにケアをすることが大事です。

顔の皮膚と同じで年齢とともに保湿成分は失われていきます。加齢による潤いの喪失は仕方ないことだからこそ、ケアしたいものですね。

頭皮が乾燥する原因には加齢による保湿成分の減少の他にも、シャンプーのしすぎや、髪の毛を乾かす時のドライヤーの当て方が過剰、といったものがあります。

また、単純に外的気温や湿度が乾燥状態であるのが原因であることも。更には、食生活が乱れていて栄養バランスが悪いことや、ストレスや睡眠不足という生活習慣の乱れが頭皮を乾燥させていることもあります。

保湿して改善させることも大事ですが、これらの原因に思い当たればそちらの改善も並行して行うことも大切です。

生活習慣を改善しなきゃダメ!

頭がかゆくなるのも保湿すれば治りますか?

頭がかゆくなる原因は様々です。
ヘアカラー剤などによるアレルギー、シャンプー剤が頭皮に残留している、ビタミン不足や頭皮の雑菌の増殖など、様々な原因が考えられます。

その中でも、頭皮の乾燥はかゆみにつながりやすい頭皮トラブルです。

頭皮に限らず、冬に皮膚のかゆみを感じる方は多いと思いますが、やはり頭皮も乾燥してカサカサしてくるとかゆみを感じやすくなるのです。

頭皮のかゆみについてはこちらをご覧ください。

乾燥が原因のかゆみである場合、保湿することで改善が期待できます。

これも顔や体の皮膚と同じですね。ボディクリームを塗ったりするように、頭皮の乾燥には保湿成分の多いシャンプーを使ったり、保湿のためのヘアオイルを使うという方法もあります。また、後ほど説明するような頭皮を保湿するローションを使う方法があります。

保湿しても改善しない場合は乾燥だけが原因でないこともありますから、皮膚科を受診すると良いでしょう。

フケが多いのも保湿すれば治りますか?

ケが多いのも保湿すれば治るのでしょうか?
フケの種類によって保湿すれば改善されることもあります。

フケは大きく分けると「乾燥しているカサカサしたフケ」と、「ベタベタしている脂性のフケ」に種類分けされますが、前者のカサカサしたフケは頭皮の乾燥が原因でフケが増えている可能性があります。

乾燥性のフケの増加の理由としては、過度に頭皮の脂分を取りすぎている、薬品負けしている、ということも考えられます。また、胃腸が弱っていたり具合が悪かったり、ビタミン不足であったりすることが原因であることもありますので、保湿だけで改善が見られないときは他の原因も疑ってみましょう。

また、乾燥とは関係なく皮膚疾患によりフケが増加していることも考えられますので、保湿で改善が見られないであるとか、明らかに乾燥が原因ではないときはこちらも皮膚科に相談すると良いでしょう。

皮膚は脂分である「皮脂」がバリアの役割をしてくれており、適度に皮脂があることで頭皮の乾燥と髪の毛の乾燥を防いでくれています。また、皮膚にはマラセチア菌という常在菌が存在しています。

この菌はカビの一種ですが、常在菌ですので適度にいることは問題ありません。しかし、皮脂を食料とし活動しているので皮脂のバランスが崩れると異常発生して頭皮に炎症やかゆみといったトラブルを招くことがあります。マラセチア菌の繁殖増加は肌のターンオーバーを早めてしまい、乾燥を引き起こすというトラブルも起こり得ますから、皮脂は取りすぎてもありすぎても良くないものです。
ですが、皮脂が気になりシャンプーを1日に何回もしてしまう方がいます。

皮脂の取りすぎは皮脂の過剰分泌を引き起こすこともありますから、シャンプーは1日1回夜の2度洗いをおすすめします。

また、乾燥が気になるときは、乾燥肌・敏感肌用のシャンプーを使うのも方法です。

ストレス発散も大切よね!

保湿のためのローションはどんなのがありますか?

保湿のためのローションには、市販されているものも多くあります。
どのようなものがあるのか、見ていきましょう。

頭皮を保湿するだけでなく、頭皮に栄養を与えるような成分が配合されているものも多く市販されています。フケやかゆみを抑えるものや、薄毛対策を謳っているものもあります。
保湿に加えてフケやかゆみを抑えるものには、フケの原因となる菌の繁殖を抑える成分や、頭皮の炎症を抑える成分が含まれていることが多いでしょう。

他にも、育毛タイプのものや、頭皮の臭いを抑えるもの、夏場の蒸れた頭皮に向けたメントール入りのものなど、保湿だけでなくプラスアルファの成分が含まれているものもたくさん存在します。
また、ヘッドスパやヘッドマッサージのような癒し効果を狙った香り付きのものもあります。

敏感肌の人は、オーガニックや敏感肌用の低刺激タイプの保湿ローションがオススメです。
頭皮は皮膚の中でも敏感な皮膚とされています。化粧品やシャンプー剤が合わなかったという方は、保湿ローションの成分もよく確認すると良いでしょう。

ドラッグストアに行けば、頭皮の保湿ローションは簡単に手に入り、そのお値段も様々です。しかし、いろんな種類がありすぎてどんなものが自分に合っているかわからない。
そんな方は美容室で相談されるのも方法です。プロの美容師さんに、自分に合った保湿ローションを聞いてみましょう。

まとめ

頭皮の乾燥は、頭皮を硬くし、かゆみやフケといったトラブルを起こしがちです。
シャンプーのしすぎや、加齢によるもの、外的気温・湿度によるものからストレスや食生活の乱れなど、その原因は様々です。

皮脂とマラセチア菌(常在菌)のバランスが乱れ、頭皮のターンオーバーか早まって乾燥してしまっていることも。
乾燥している原因を取り除くのも大切ですが、原因を改善しながら保湿ローションを使い、頭皮に潤いを与えましょう。
頭皮を保湿するローションには、保湿だけでなくプラスアルファの成分が入っていることも多いです。

ご自身が抱える頭皮トラブルや体質に合わせて、保湿ローションを選び、硬くガサガサになってしまっている頭皮を保湿しましょう。

スカルプブラシのサントレッグ|公式オンラインショップはこちら