髪はブラッシングで美しくなる効果があるのでしょうか
2018.3.27
髪のブラッシングは、みなさんが日頃からよくされている髪の手入れ方法のひとつではないでしょうか。
しかし、実際は出かける直前や洗髪後に髪を乾かした後に、すっすっとブラシを通している程度にとどまっていませんか?
実は、ブラッシングを習慣化し、きちんとしたブラッシング方法を実践するだけで、髪にツヤが出て美髪効果が生まれます。
しかもそれだけでなく、ブラッシングで頭皮を万遍なく刺激するため、頭皮の新陳代謝を促し、血行促進、さらにストレスの軽減にも期待できるのです。
また、洗髪前のブラッシングは汚れを浮かしたり抜けかけの毛をあらかじめ除去したりすることができ、シャンプーの効果まであがるのです。
美髪効果だけでなく、血行不良の改善やシャンプーにも効果が出る「ブラッシング」。
本日はブラッシングについて、正しいブラッシング方法をご紹介いたします。
きちんとしたブラッシングしてよね!
髪はいつブラッシングすれば良いでしょうか?
ブラッシングはいつすればいいのでしょうか? 出かける前? 洗髪前?
答えは「いつでも」です。
手指だけでは頭皮の隅々まで刺激するのは困難です。しかし、ブラシを正しく使えば、頭皮を万遍なく刺激することができます。
ブラッシングをすることで、髪にツヤが出て美しく見えるようになるのは当然のことながら、実はブラッシングの効果はそれだけではありません。
ブラッシングすることで頭皮が刺激されると、頭のコリがほぐれます。目の疲れが取れて、肩の張りがすっきり解消するでしょう。
「毎日いつでもブラッシング」を合言葉に、是非ブラッシングを日々の習慣としてください。
正しくブラッシングを行うと、毛穴、頭皮を刺激して、髪の汚れも浮きやすくなります。
また、すでに抜けていた髪の除去、抜けかけていた髪をあらかじめ落とすことができ、シャンプー時に余分なシャンプー剤を使わずに済みます。
ブラッシング時に自然に抜ける髪は寿命が終わった無駄な抜け毛ですから、髪が抜けたことを気にされる必要はありません。
中には、ブラッシングをすると髪が痛むと思われている方もいるようですが、それは大きな誤解です。適切なブラシで正しいやり方をしている限り、ブラッシングで髪が痛むようなことはありません。
むしろ、ブラッシングで頭皮を適度に刺激することは、頭皮や髪の健康維持はもちろんのこと、シャンプーによる髪と頭皮へのケアの効果を高めます。
朝のブラッシングは、血行促進により「むくみ」や「くすみ」の解消に期待が持てます。髪の毛にツヤが出て、頭もすっきりするでしょう。
夜のブラッシングは毛髪のデトックス機能をサポートしてくれ、血行促進により安眠をサポートしてくれます。リラックス効果も生まれます。
シャンプー前のブラッシングは、頭皮の血行促進により毛穴を開きやすい状態にしてくれ、しっかりと汚れを浮かしてくれます。シャンプー効果を高めてくれるので美髪をしっかりサポートしてくれるでしょう。
特にシャンプー前のブラッシングは、シャンプー後の仕上がりの違いが実感できるでしょう。
つやが出てきたわ!
ブラッシングの仕方ってあるのですか?
ブラッシングを毎日しているという方も、誤ったブラッシング方法をされていることがあります。髪の毛にブラシでただ「通す」だけでなく、正しいブラッシング方法を覚えることで、髪ツヤアップだけでなくコリをほぐす効果が期待できるでしょう。
ブラッシングには4つのステップがあります。だいたい3分ほどかけて、この4つのステップを行いましょう。
一番のポイントは、ブラシのピンを頭皮に密着させることです。髪だけではなく、頭皮をブラッシングするイメージをしっかり持ってください。
1.毛先をゆっくり丁寧にとかす。
一気にブラシを通そうとしないようにしましょう。毛先のもつれをとるようにブラッシングしていくのがポイントです。
2.生え際2〜3センチ手前からブラッシングを開始していきます。この時、頭皮にブラシをきちんと当てましょう。
お顔周りからブラッシングを開始することでリフトアップ効果が高まります。
3.こめかみの生え際2〜3センチ手前から、耳の横を通り後頭部へ向けてブラッシングします。後頭部の襟足に向けるような形でブラッシングしましょう。
4.最後に引き上げるようにブラッシングします。
首元から襟足・頭頂部に向かって引き上げるようにブラッシングします。頭皮への刺激と汚れ落しに効果があります。
また、3のステップで上から下へ流したものを、下から上へ流しあげることになり、血流を行き渡らせることにつながりますから血行促進にも、効果が期待できます。
正しいブラッシング覚えなきゃ!
ヘアオイルなどつけてブラッシングする方がいいのですか?
ヘアオイルやヘアクリームといったヘアケア製品をつけてからブラッシングしたほうがいいのかというと、必ずしもオイルやクリームをつけたほうがいい、とは言えません。
しかし、髪の毛が乾燥していたりパサついていたり、頭皮の乾燥やトラブルなどデリケートな状態だったりする場合、また集中的にケアしたいという時は、オイルやクリームを塗ってからブラッシングしましょう。
あらかじめオイルやクリームを適量塗った上でブラッシングしましょう。
ブラッシング用のスプレーなども市販されています。
この時、ブラシの素材にご注意ください。ブラシには、オイルやクリームをつけた髪をブラッシングするには向いてないブラシもあります。オイルやクリームに弱いピン(毛)もありますので、ブラシの種類に気をつけずに使ってしまうとブラシが傷んでしまうこともあります。
ブラシの種類についてはこちらも併せてご覧ください。
また、ブラッシングに向いている専用ブラシというのもあります。特に頭皮を刺激してくれるスカルプブラシには、他のブラシより効果的に頭皮をマッサージしやすいブラシがあります。
エス・ハート・エス社では髪と頭皮を優しく守るスカルプブラシをおすすめいたします。
乾いた髪にも使え、ブローブラシとしても使えますし、洗髪時の頭皮マッサージ(スカルプマッサージ)にも使えます。強度の違う2種類のナイロンピンを使用することで使用時の心地よさを実現。さらに、髪にはよくないとされている静電気防止の特殊なピンでもあります。
た、エス・ハート・エス社では、美髪と小顔を手に入れる頭皮リンパストレッチができるスカルプカッサブラシなども取り扱っております。
スカルプカッサブラシは、頭皮のコリをほぐしてむくみを解消させるとともにリラックス効果の生まれるブラシです。(こちらのブラシはお風呂ではご使用いただけません)。
他にも頭皮を心地よく刺激し、新陳代謝と血行を促進するとともに汚れを落としてくれる美髪のためのブラシを取り扱っております。是非ご覧ください。製品一覧はこちら。
ブラシの種類はいろいろ
ショートヘアでもブラッシングした方がいいのですか?
ショートヘアだから髪も絡まない、だからブラッシングなんて必要ないとお思いの方もいらっしゃるかと思います。しかし、ショートカットでもブラッシングは是非してください。
特に男性の場合は、短髪だからブラッシングもほとんどしない、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
先ほどもお話ししたように、髪にツヤを出すためだけがブラッシングの効果ではありません。
また、ブラッシング=髪のほつれをとる、だけではないので、ショートヘアや男性で短髪の方ほど是非、ブラッシングを習慣化していただきたいと思います。
ショートヘアや男性の短髪の方で注意いただきたいのは、髪が短い分、髪の流れを無視してブラッシングしがちな点です。
髪が長い場合と同じく、上に書いた4つのステップを守ってブラッシングしてください。
また、髪が短い分、力を入れすぎると頭皮を傷めてしまうことがありますので、力加減にご注意ください。
まとめ
ブラッシングには「髪の汚れを取る」「髪にツヤ・潤いをもたせる」「頭皮の血行を促進する」の3つの意味があります。
髪型にかかわらず、ブラッシングを毎日行う「習慣」にすると良いでしょう。
ブラッシングは、ただ髪を撫でるようにブラシを通すだけではなく、頭皮のマッサージも意識して、3分ほどかけて4つのステップを守り、正しいブラッシングを行なってください。
パサつきが気になる方はオイルやクリームを使用すると良いでしょう。
ブラッシング前に髪に塗ると、全体に行き渡りやすくなります。また、ブラシには様々な種類のものがありますから、頭皮をマッサージもできるような専用のブラシをおすすめします。
正しいブラッシングの効果は必ず、実感できるレベルで髪にあらわれますよ。