ノンシリコンシャンプーってどんなシャンプーですか?

2018.6.23

近年、髪にいいという謳い文句で市販されるようになった「ノンシリコンシャンプー」。ノンシリコンシャンプーとは、髪をコーティングする役割をもつシリコンオイルが入っていないという意味です。

それでは、ノンシリコンシャンプーはなぜ髪にいいのでしょうか。

具体的にどのように髪にいいのか、知っている方は少ないのではないでしょうか。
本日はノンシリコンシャンプーとは何か?使用することのメリットやデメリット、カラーリングした髪に使っていいのか? 頭皮にとってどんな影響があるのか? についてお話しいたします。

まとまりやすくなった!

髪にいいと聞きますがどのようにいいのですか?

ノンシリコンシャンプーは髪にいいと言われますが、どのようにいいのでしょうか。

シリコンとは髪をコーティングするオイルのこと。このシリコンは人工的に作られたものなので、毛穴に詰まって抜け毛や薄毛の原因となるという言説が広まったためノンシリコンシャンプーが髪に良いように言われるようになりました。

しかし、これは根拠のない情報で、実際にはシリコンが毛穴に詰まることはないそうです。
とはいえ、ノンシリコンシャンプーを使うと以下のようなメリットがあります。
・自然な洗い上がり
・洗い上がりが軽やか
・頭皮や環境に優しい
・髪のハリ感を感じやすく、自然なボリュームが出やすい
・カラーリングやパーマが効果的になる

シリコンはコーティングする効果があるわけですから、シリコンシャンプーを使うとカラーリングやパーマの薬剤が入っていきにくくなるそうです。
余計なものを入れていないという意味で、洗い上がりは自然です。また、髪の毛がぺたんこになりにくいというメリットもあります。

一方で、シリコン=コーティング剤の代表格が入っていないということは、毛髪同士の摩擦も起きやすく、ハイダメージを受けている髪はキューティクルがさらに壊れやすくなる可能性もあります。シリコンシャンプーからノンシリコンシャンプーに変えた人の中には、髪がキシキシするとおっしゃる方がいますが、これはコーティング成分が入ってないので、そのように感じるのでしょう。

シャンプーがノンシリコンだけどコンディショナーにはシリコンが入っているということもあります。
また、ノンシリコンシャンプーにも微量にシリコンが入っているものや、完全にシリコンフリーのものがあります。

髪の毛が細い、痛んでいる、乾燥しやすい方は、シリコンを含んだものを選ぶのも良いでしょう。

また、シリコンはコーティング剤のことですが、シャンプーに含まれているコーティング剤はなにもシリコンだけではありません。

コーティング剤には自然由来成分のものからそうでないものまでありますが、そのうちの1つが「シリコン」なのです。
例えば、メチコン、シロキサン、シリル、シランといった成分はシリコンと同じ機能を持っています。ノンシリコンを謳っていても、これらの成分が入っていることもあります。

シリコンバレーバレーのことじゃないわよ!

カラーリングした髪に使っても問題ないですか?

カラーリングした髪にノンシリコンシャンプーを使っても問題ないのでしょうか。

ノンシリコンシャンプーには色んな種類のものがありますが、コーティング剤が入っていないものとすると、カラーリング前には効果的です。
なぜなら、髪をコーティングをしないので、髪は薬剤が入って行きやすい状態となっているからです。

カラーが入りにくい方やパーマがあたりにくい方は、髪質の問題もありますが、シリコンシャンプーのコーティング剤が邪魔をしていることもあるのです。
カラーリングの前は一時的にでもノンシリコンシャンプーにするとカラーが入りやすいとも言われています。

では、カラーリングした後はどうでしょう。

ノンシリコンシャンプーを使うと、コーティングされにくいと説明しました。ハイダメージを受けている人は、場合によっては更にキューティクルが壊れ、髪が傷むことも…。
カラーリングしている髪は薬剤が染み込んで、ダメージを受けている状態でもあります。水や熱に弱い状態でもあります。

また、ドライヤーの熱やシャンプー時の摩擦でダメージが進むことも…。

カラーリング前はノンシリコンシャンプーを使ってコーティングしないようにしていた髪も、カラーリング後はシリコンの配合されたシャンプーを使う方が髪の保護にも役立つので、ベターでしょう。

カラーリングとノンシリコンシャンプーは使い分けるとよいでしょう。

染めた後はシリコン入りね!

頭皮にとっての影響はありますか?

ノンシリコンシャンプーが頭皮に与える影響はどんなものがあるのでしょうか。

ノンシリコンシャンプーを使った方たちの口コミの中には、ノンシリコンシャンプーのデメリットに「頭皮の臭い」をあげる方が一定数いらっしゃいます。

これは、ノンシリコンシャンプーの中に配合されているオイルが合わなかったり、保湿のバランスが崩れていたり、洗い方が原因だったりするようです。

ノンシリコンシャンプーはコーティング剤となるシリコンが入っていない、或いはシリコンを減らしているわけですから、その代わりとなる髪の補修成分としてオイルが使われていることがあります。
シリコンは揮発性があるものも多いですが、オイルは揮発性がありません。そのため、オイルが頭皮に残り、時間とともに酸化して頭皮の臭いになったりベタついたりする原因となることがあるのです。

また、オイルそのものが合わないこともあります。自分に合わないなと思ったらノンシリコンシャンプーを変えてみましょう。

コーティング剤が少ないということは頭皮の潤いもコーティングされにくいということ。この結果、頭皮の乾燥に悩まされたり、反対に体が反応して過剰に皮脂を分泌しすぎて、皮脂をエサにする菌が繁殖して臭いになったりすることもあるようです。

ノンシリコンシャンプーの大半が洗浄力の優しいアミノ酸系やベタイン系を主成分にしています。洗い上がりがマイルドなのはノンシリコンシャンプーのメリットでもあるのですが、その結果きちんと洗えてなくて頭皮の皮脂がきちんと取り除けておらず、蓄積したり酸化したりして頭皮の匂いの原因となっていることがあります。

ノンシリコンシャンプーに変えてから、日数が経てば経つほど頭皮の臭いが気になるようになった、という方はこれに当てはまるかもしれません。

ノンシリコンシャンプーが頭皮に与える悪影響に関しては、シャンプーの仕方を変えれば解決することも多いでしょう。

例えば、洗髪前にブラッシングすることで毛穴の汚れや皮脂を浮かしておけば、シャンプー時に汚れが取り除きやすくなります。

また、洗浄力がマイルドだからといって大量のシャンプー剤を使用するのはやめましょう。頭皮にシャンプー剤が残ると、また別のトラブルを引き起こしかねません。
シャンプー剤を少なくして、二度洗いするのがおススメです。

すすぎはこれでもかというくらいしましょう。髪そのものの汚れは簡単に落ちますので、頭皮のシャンプー剤を残さないようにしっかりとすすぐのがポイントです。

まとめ

髪にいいとされるノンシリコンシャンプー。
近年ではノンシリコンシャンプーが当たり前のようにお店でもよく並ぶようになりました。
ノンシリコンシャンプーはコーティング剤の一つであるシリコンを含まない、或いはシリコンの量を減らしたシャンプーです。

洗い上がりが自然で、頭皮や環境に優しいというメリットがあります。

一方で、コーティング剤が従来のシャンプーより少ないわけですから、すでにダメージを抱える髪には向いていません。

また、カラーリングも抜けやすいとされています。
カラーリングする際は、カラーリング前はノンシリコンシャンプーを使い、カラーリング後はシリコンが微量に入ったシャ
ンプーを使うなど使い分けをするといいでしょう。

ノンシリコンシャンプーを使っていると頭皮の臭いが気になる人もいるようですが、シャンプーの仕方を工夫すれば改善できるでしょう。