頭皮が臭いと悩んでいる女性の対処法はありますか?

2018.9.4

頭皮から発する嫌な臭いにお悩みの方も多いのではないでしょうか。

頭皮の臭いは他人には敏感に伝わってしまうもの。近くに人が来るたびに、頭皮から嫌な臭いがしているんじゃないかと思ってしまって気が気ではなくなるような方もいらっしゃるのではないでしょうか。

頭皮の嫌な臭いが常にしているわけではなく、女性の場合は特に年齢を重ねるごとに臭いがきつくなったという方もいらっしゃるでしょう。また、女性特有のホルモンバランスの乱れで、この頭皮の嫌な臭いが起こっていることも…。

本日は、女性の頭皮の臭いについて、原因や対策を含め、お話しいたします。

臭うわよ!

臭いが変わる原因は?

頭皮の臭いが変わった、と悩まれている女性も多いかと思われます。

臭いが変わるタイミングは、歳を重ねた・季節が変わった・生理の周期、など人それぞです。今まで臭いが気にならなかった人も、ある時を境に頭皮の臭いが気になったりするようです。

そもそも頭皮の臭いは、分泌された皮脂や老廃物が酸化することで起こる

とされています。

揚げ物などした後に放置して古くなったサラダ油が嫌な臭いを放つことがありますが、それに似ています。皮脂や角質も時間が経過して酸素に長く触れると嫌な臭いになるのです。

また、皮脂などを餌にしている雑菌が繁殖したり、通常肌にいる常在菌が普段以上に増えると嫌な臭いになることもあります。

髪を濡れたままにしておくと、雑菌が湿度で繁殖して嫌な臭いになることも。これは、生乾きのタオルから嫌な臭いがするのと同じです。

特に、頭皮は肌と違って髪に覆われているため湿度が逃げにくく、そこに整髪料や排気ガス、シャンプー剤の洗い残しが混ざるとそれだけでも嫌な臭いになりがちなのです。

女性の場合はホルモンバランスが乱れて常在菌にも乱れが生じることはよくあります。そのため、生理の周期に応じて肌質が変化したり、皮脂の分泌量が変動して頭皮の臭いも薄れたり強くなったりすることがあります。

さらには、汗腺であるエクリン腺やアポクリン腺が多く、汗もかきやすいのが頭皮。
頭皮にはTゾーンの2倍の皮脂線があるといわれていますが、それだけ皮脂が多く分泌されやすいということでもあります。

Tゾーンですらテカりやすく、皮脂の分泌が多いのに、それ以上の皮脂腺があるということは、ご自身で感じている以上に頭皮はオイリーなもの。

これらの理由から、手入れを間違えたり、少しお手入れの手を抜いてしまうだけで、皮脂が酸化したり雑菌が繁殖したりして嫌な臭いの元になってしまうのです。

今までは頭皮の臭いなんて気にならなかったのに、ある時を境に臭いが気になるようになった。そんな時は、必ず頭皮と髪の手入れを間違えていたり、手を抜いてしまったり、季節が変わって湿度が高くなっていたり、ホルモンバランスが乱れて常在菌の乱れが起きたり…そんな原因が潜んでいます。


臭いの原因ね!

臭いがきつくなってくるのはなぜ?

季節が変わったから、年齢を重ねたから、ということ関係なく、女性の場合は生理前に頭皮の臭いがきつくなることがあります。

これは先ほども少しお話ししましたが、ホルモンバランスの乱れが引き起こす皮脂の分泌量の増加に理由があります。

生理前に肌がオイリーになる、頭皮がベタつく、という方は多いかと思います。生理前は女性の体内のホルモンバランスは別人のように変化します。女性ホルモンにはエストロゲンとプロゲステロンというふたつのホルモンが存在します。このふたつのホルモンは役割が全く違っていて、生理前になると分泌が増えるのはプロゲステロンという黄体ホルモンです。

黄体ホルモンが増えると皮脂の分泌が盛んになります。その結果、肌荒れしたりオイリー肌になったり吹き出物が増えたりします。イライラしやすくなるのも黄体ホルモンの仕業と言われています。

さらには、イライラすることで、体内のコルチゾールというホルモンが分泌されます。このホルモンは抗ストレスホルモンで、ストレスから身を守る働きを持ちますが、男性ホルモンを活性化させる働きもあるのです。

男性ホルモンには皮脂を増やす作用があるので、ライラすると皮脂が増え、結果的に頭皮の臭いもきつくなる、ということが起こるのです。

ホルモンバランスに関わらず、偏った食生活でも肌はオイリーになり、頭皮にも皮脂が過剰に分泌されることがあります。特に揚げ物や肉などの動物性タンパク質、糖類の多い洋菓子類などの高脂質高糖質の食べ物を好んで食べる方は要注意です。

すでにオイリー肌や頭皮の皮脂の過剰さにお悩みの方は、食生活を少し見直すだけでも変化が現れたりします。反対に、最近になってオイリー肌になった…とお悩みの方は食生活をまず振り返ってみてください。

他にも、ストレスの蓄積や、間違ったシャンプー方法、頭皮のムレ、紫外線の刺激、枕カバーをこまめに取り替えていない、などでも頭皮の臭いがきつくなる傾向があります。

イライラしてはダメなのね!

頭皮の臭いと抜け毛の関係は?

頭皮の臭いが、皮脂の過剰分泌や常在菌のバランスの乱れ、雑菌の繁殖だとするならば、これを放置しておくといずれ抜け毛というトラブルを起こす可能性は大いにあります。

つまり、頭皮の臭いがする人は抜け毛の増加に繋がる可能性があるということ。臭いは頭皮トラブルの危険信号だとも言えるわけです。

皮脂が酸化して臭いを放っているということは、皮脂が頭皮にたくさんあり、毛穴を詰まらせていると言えます。

皮脂が酸化しているということは長く頭皮に止まったり毛穴に詰まったりしているということ。
皮脂は頭皮のバリア機能を担っていますが、その皮脂の分解サイクルがうまく回っていないということは、頭皮のバリア機能もうまく回っていないということです。バリア機能が低下して頭皮環境が悪化しているとも言えます。

洗髪後にきちんと髪を乾かせていないことが原因の雑菌繁殖や、シャンプー剤の残留による臭いも頭皮環境が良くないわけですから、それを繰り返したり放置していればやはり抜け毛の増加に繋がるでしょう。

そんなこと聞きたくない!

臭いを軽減させる対策法は?

頭皮の嫌な臭いを軽減させる対策法、それは臭いの原因を根本的に断ち切ることです。
とはいえ、加齢やホルモンバランスの乱れそのものはどうすることもできません。
ポイントは、皮脂のバランスを整えることと、皮脂が嫌な臭いを出すまで放置しておかないこと、です。

皮脂が頭皮の嫌な臭いの原因であることは確かですが、だからといって皮脂を取りすぎると、反動で皮脂が過剰に分泌されることもあります。皮脂が気になるから、と1日に何度も強力な洗浄力のシャンプーで洗髪するのは間違いです。

おすすめは、アミノ酸系のシャンプーを使うことです。また、シャンプーは夜に1日1回2度洗いを徹底していただきたいです。

アミノ系シャンプーは洗浄力こそ従来のシャンプーに比べ、弱いとされていますが汚れが落ちないほど弱いわけではありません。アミノ系シャンプーを使うメリットは、肌のバリア機能を果たしている皮脂を取り除きすぎず残しすぎず、皮脂のバランスをうまく保ってくれるシャンプーだからです。

また、1日1回2度洗いを実践することで、シャンプー剤の使用量を抑えることができます。シャンプー剤の使用量が少ないということは、きちんと洗い流せるということ。シャンプー剤の髪への残留は雑菌の繁殖の温床になりやすいのです。

シャンプー剤を流す時は、シャンプーに1分の時間を費やしたのなら、すすぎ流す時間に2分、2倍の時間を費やしてきちんとシャンプー剤を流し切りましょう。また、経口摂取で脂質や糖類を摂りすぎていないかも注意。

ポイントは、和食中心の食事にすることです。動物性タンパク質を今までより抑え、大豆由来の植物性タンパク質にするのもおすすめです。大豆由来の植物性タンパク質には、髪が豊かに、艶やかに育つための栄養素もたくさん含まれています。

まとめ

頭皮の臭いが気になる女性は多いのではないでしょうか。
頭皮の臭いは皮脂の酸化や、皮脂を餌とする常在菌の増殖、雑菌の繁殖によるものが主な原因です。

しかし、女性の場合は、ホルモンバランスが乱れることで皮脂の分泌量が増えたり、頭皮の臭いの原因となったりすることも…。加齢だけに限らず、生理前に頭皮の臭いが気になると感じる方もいるようです。

女性のホルモンバランスの乱ればかりはどうしようもないものですから、頭皮の皮脂量のバランスをうまく整えていきましょう。

アミノ酸シャンプーを使う、シャンプーの仕方を工夫するといったことで、頭皮の皮脂量バランスは整いやすくなるでしょう。
また、なるべく脂質の多い食事は控えて、和食中心の食生活に切り替えるなど、生活面での対策を行うことで、頭皮の臭いの改善を図ることもできるでしょう。