頭皮のかゆみと抜け毛は関係ある?

2018.10.11

頭皮にかゆみを感じるという悩みを抱えている方は多く、同じく抜け毛がお悩みだという方も多いでしょう。

一見すると頭皮のかゆみと抜け毛は全く別物のように見えますが、このふたつは実は共通の頭皮トラブルが原因であることがあるのです。

頭皮のかゆみと抜け毛がどのように感激し合っているのか、本日はこのふたつのキーワードについて、改善策も含めてお話しいたします。


頭がかゆい

かゆくなると抜け毛は増えるの?

頭皮のかゆみと抜け毛はリンクしていることが多く、このふたつのトラブルの原因は同じであることがあります。

どちらも原因は頭皮の環境が悪いこと、にあります。
頭皮の皮脂が過剰に分泌されていたり、反対に脱脂状態にあり乾燥していると頭皮にかゆみが出ます。

そこで、かゆくてたまらないからと、頭皮をひっかいたり、ひっかいてフケが大量に出てしまうと、毛穴が詰まりやすくなります。すると頭皮の環境が悪くなるわけです。

その結果、抜け毛にとどまらず、その他の髪の毛や頭皮のトラブルに発展することもあるでしょう。
頭皮がかゆいということは、頭皮環境が良くなく、髪の毛が健康に育ちにくいということでもあります。

かゆみは頭皮からのSOSのサインであるわけです。
かゆくなると抜け毛が増える理由は、頭皮の環境の悪化に原因があると考えていいでしょう。

頭皮が乾燥するという頭皮環境の悪化が原因で抜け毛が増える場合があります。
これは、洗いすぎたり体質だったり季節のせいだったりして頭皮が乾燥している場合、それがかゆみの原因となることがあるからです。

頭皮に限らず皮膚は乾燥するとかゆくなりやすいものです。冬場に肌がかさかさして、眠れないくらいかゆみを伴う…という経験のある人もいるのではないでしょうか。

乾燥によりフケが出ると、フケが汚れとなって毛穴をふさぐこともあります。そうすると、毛穴から正常に髪の毛が生えてこれず、場合によってはヘアサイクルを乱れさせて抜け毛が増えることもあるのです。

また、敏感肌や乾燥肌を自覚されている方の中で多いのが、かゆいからといって何回もシャンプーする人です。

洗髪のしすぎは、皮膚のバリア機能を担っている皮脂をさらに洗い流してしまい極度の脱脂状態にしてしまうことがあります。

肌を乾燥させてしまうことになって、さらなるかゆみを産むこともあり、悪循環になるのでシャンプーのしすぎにも注意が必要です。

皮膚に傷ができることによる頭皮環境の悪化が原因で抜け毛が起こる人がいます。
人の皮膚はとても薄いものですが、頭皮もまた同じです。とてもデリケートなものなのです。
乾燥や皮脂の過剰な分泌、頭皮環境が悪化するとむずむずしてかゆくなる…そのため強い力で擦ってしまったり、爪を立ててシャンプーしてしまったりしがち。かきむしりすぎで知らず知らずのうちに頭皮に傷ができていることもあるでしょう。

肌と異なるのは髪の毛が生えているせいで傷に気づきにくく、そのまま傷口に雑菌が入って最悪の場合には知らず知らずのうちに化膿することも…。
また、化膿とまではいかずとも、雑菌が傷口に入ることで更なるかゆみや、抜け毛の原因となることがあります。
たとえかゆくてもガシガシとかきむしったりはしないようにしましょう。

過剰分泌された皮脂による頭皮環境の悪化か原因の抜け毛もあります。
過剰にシャンプーをしすぎると脱脂状態になり乾燥肌になりますが、人によっては皮脂が過剰に分泌されることもあります。

これは、肌のバリア機能を担う皮脂が取り除かれすぎることで、皮脂をもっと分泌しなければと体が勘違いして、皮脂を過剰分泌してしまうからです。洗髪回数が多いのになぜか皮脂が多くベタつく、という方はシャンプーの回数を見直す必要があります。

また、過剰な皮脂に加えて、整髪料やシャンプーのすすぎ残しにより毛穴がつまり、頭皮環境が悪化してかゆみが引き起こることがあります。

かゆみとくせ毛の関係は?

頭皮のかゆみとくせ毛もまた、関係性が深いと言えます。

そもそもくせ毛は、毛穴の形が歪むことで起こることがあります。毛穴の形が歪んでいると、真っ直ぐに髪の毛が生えていくことができず、結果としてくせ毛になるのです。

それではなぜ、毛穴の形が歪んでいるのか、というところが頭皮と関係してきます。
毛穴は頭皮以外の皮膚と同じく、年齢を重ねると皮膚がたるみ、毛穴も引っ張られるようにして形を変えます。年齢とともにくせ毛の度合いがひどくなったという方は、加齢が原因で毛穴の形が変形し、そして、くせ毛になっていることもあるのです。

しかし、年齢関係なく、毛穴が形を歪めることがあります。それは、毛穴の汚れ・詰まりです。

毛穴からは個人差はありますがだいたい2~3本の髪の毛が生えています。汚れや皮脂や老廃物で毛穴が塞がると髪の毛が1本しか出てこられなかったりして結果的に髪の毛のボリュームが減ることもあります。

さらには、汚れが詰まることで毛穴の形が変わってしまうのです。

髪の毛の変化は毛穴の変化、さらにいえば頭皮の環境の変化と言えます。
髪の質やうねり方が少し変わってきた、という場合は頭皮からのSOSのサインだと考え、頭皮環境の改善に努めましょう。


頭皮はキレイに!

自分でできる対策は?

それでは、自分でできる頭皮環境の改善策はあるのでしょうか。
頭皮の環境がどのようになっているか、かゆみの原因が何であるかをまずは探る必要があります。

特に乾燥肌の方は、頭皮の保湿を行うといいでしょう。市販でも頭皮(髪の毛)用の保湿ローションやオイルが売られています。

また、かゆみケアのシャンプーも市販されています。薬用成分が含まれていることもあるので、薬剤師さんなど専門のスタッフに相談するとよいでしょう。

皮脂の取りすぎや、オイリーになりがちな方には、アミノ酸系シャンプーもおすすめです。アミノ酸系シャンプーは従来のシャンプーと比べて「優しい」と言われていますが、その分だけ洗浄力が従来のシャンプーに比べて落ちます。

とはいえ、髪の汚れを落とすためには充分な洗浄力です。
アミノ酸系シャンプーだと汚れが落ちるか心配…と思う方は、是非「シャンプーは1日1回2度洗いを夜に行う」という洗髪のルールを徹底してください。

髪の汚れを洗うというよりは、頭皮をマッサージして汚れを揉みだしてやる、というイメージでシャンプーをするといいでしょう。また、2度洗いをすることでアミノ酸系シャンプーの弱点である洗浄力も、解決します。

さらに、2度洗いすることでシャンプー剤が少なくて済むので、かゆみの原因となりやすいシャンプー剤の頭皮への残留も防げます。すすぎはこれでもかというくらいしましょう。すすいでいる間に髪の汚れは簡単に落ちていきます。

洗髪時はもちろん、かゆみを感じることがあっても決して爪を立てて強くかきむしったりしないようにしましょう。汚れをきちんと揉み出せているか不安な方は、洗髪時にも使えるスカルプブラシを使うと良いでしょう。

その他にも、自然乾燥ではなくてドライヤーできちんと乾かす、食生活や睡眠環境を見直し、ストレスをうまく発散させる、という改善策があります。

頭皮は様々な外的内的ストレスで血行不良を起こします。そうすると栄養が髪に行き渡らなくなり、髪の製造工場が栄養失調状態となり製造を止めてしまい、ヘアサイクルがうまく機能しなくなって抜け毛に繋がったりするからです。
ブラッシングを習慣化し、頭皮マッサージを行うことで血行改善にもなりますので、是非ともブラッシングを習慣化して欲しいですね。


自然乾燥はダメなのね!

皮膚科に行った方が良い?

皮膚に赤みがある、湿疹がある、傷口がじゅくじゅくとしている、などの場合は皮膚科に相談しましょう。
使用しているシャンプーが合っていない、パーマやカラーの薬剤にアレルギー反応が出ている、ということが原因でかゆみが起きていることもあります。

薬用成分の入っているものや皮膚に優しい成分のシャンプーや頭皮ケアの商品を取り扱っている皮膚科もあります(保険は適応されないことが多いです)。

乾燥を防いでいる、シャンプーを変えたりなどしていない、皮脂が過剰に分泌されているわけでもない、だけど頭皮にかゆみがあるという場合は一度皮膚科で相談しましょう。別の病気が潜んでいることも考えられます。


皮膚科にもいらっしゃい!

まとめ

頭皮のかゆみは頭皮環境悪化のサイン。
むずむずと頭皮にかゆさを感じた後、抜け毛が増えた・白髪が増えた、という方もいらっしゃるでしょう。

頭皮の環境と髪の毛のトラブルは直結しているとも言えます。

ご自身の頭皮の質を見極めると、頭皮のかゆみの原因が、もっと言えば頭皮環境が悪化している原因が見えてくるでしょう。

かゆみがひどく、湿疹や赤みが出ていたり傷口が化膿していたりする場合は皮膚科に相談するのも良いでしょう。