髪の毛の艶を出す人気の方法
2018.10.18
女性にとって憧れのツヤのある美しい髪。子どもの頃はツヤツヤ、ツルツルした髪だったのに、年齢を重ねるにつれて髪のツヤ不足に悩む女性は多いのではないでしょうか?
髪のツヤがなくなる原因は、髪のダメージや水分不足が原因。また、間違ったケア、パーマやカラーリングによるダメージや、乾燥、栄養不足や生活習慣の乱れなど様々です。
ここでは、髪のツヤがなくなる原因と改善方法についてお話しします。
艶のある髪は美しい!
髪の毛に艶がないのはなぜですか?
髪の毛に艶がないのは、大きく3つの理由が考えられます。
一つは外的な要因
人の髪は3層の構造で成り立っています。芯になっている「メデュラ(毛髄質)」を、髪の質量の
約80%を占める「コルテックス(毛皮質)」が覆い、そのさらに外側を厚さ0.005ミリの硬くて透明なタンパク質(ケラチン)組織がウロコのように重なっています。
この鱗の上に重なっている組織が「キューティクル(毛小皮)」です。
パーマやカラーリング剤による刺激や過度の摩擦などによってキューティクルがはがれると、繊維状の組織を糊のようなタンパク質でつないでいるコルテックスが露出し、コルテックスがダメージを受けてしまいます。
コルテックスが痛むと、切れ毛や枝毛といった毛髪トラブルが起こってしまいます。ツヤのある美しい髪のためには、キューティクルが整っていることが必須です。まずは正しいケアをして、キューティクルを整えたいものです。
キューティクルが…
髪の主成分であるケラチンのなどの栄養や水分の不足
丁寧なヘアケアはもちろん大切ですが、満遍なくいろんな食材を食べ、バランス良く栄養を摂取することが美しい神への第一歩となります。
過剰なダイエットやバランスの崩れた食生活によって栄養が不足すると、髪はもちろん肌のツヤもなくなってしまいます。美しくツヤのある髪のためには、健康的な生活を送ることが一番大切。
髪のツヤがないことに気がついたら、生活習慣を見直してみましょう。睡眠不足や食生活の乱れ、ストレスにきっと気がつくはずです。
疲れが取れない、肩こりがひどいといった体の不調が感じられる時は、身体がサインを発している時。そんな時はいま一度、水分補給と生活習慣を見直してみましょう。
ブラッシングの不足
毎日何気なく行っているブラッシングですが、正しいブラッシングを行っている人は少ないかもしれません。しかし、ブラッシングを習慣化し、きちんとしたブラッシングを実践すれば、それだけで髪にツヤが生まれます。
ブラッシングをすると髪が傷むと思われている方もいるようですが、それは大きな誤解。適切なブラシを使い、正しいブラッシングを行えば、頭皮を万遍なく刺激することで様々な効果があるのです。
髪にツヤやハリを与えるだけでなく、頭皮の新陳代謝を促し、血行促進、さらにストレスの軽減にも期待できるブラッシング。またキューティクルをと整えることで、ツヤ与えるのはもちろん、洗髪前のブラッシングは汚れを浮かしたり抜けかけの毛をあらかじめ除去したりすることができ、シャンプー後の仕上がりにも影響します。美しい髪を育むためにも、是非ブラッシングを日々の習慣としてください。
ブラッシングも大切よ!
ドライヤーで艶はなくなりますか?
髪は熱に弱いからドライヤーはダメだと思っている人は少なくないかもしれません。しかしこれは大きな誤解のひとつです。確かに髪の毛を高熱にさらし続けることは避けるべきこと。
でも、長時間濡れたままにしておくことのリスクは、ドライヤーで熱を加えることのリスクよりも小さくはありません。
濡れた髪のキューティクルは開いた状態。つまり、髪は保護されてないのも同然です。髪の内部の水分はどんどん蒸発し、髪はパサつき、ツヤを失います。
また、日本は高温多湿な風土の国。狭い範囲に髪が密集している頭皮は、雑菌にとっては格好の生育環境。そのままにしておくことは好ましくありません。雑菌が増えれば、頭皮の嫌な臭いにもつながります。衛生状態を保つためにも、自然乾燥するのではなく、手早くドライヤーを使いましょう。
ドライヤーを使う際は、ブローの前のタオルドライをしっかりと行うことが大切です。ゴシゴシと拭うのではなく、タオルで頭部をおおい、指先で頭皮をほぐしながら水分を吸い取るようにするのがコツです。ロングヘアの場合は、毛先を小束に分けて、絞るように水分を切りましょう。タオルドライで4〜6割乾かせば、ドライヤーの時間は短くてすみます。
ドライヤーを当てる際は、20〜30cmほど頭皮から離して、頭皮を意識しながら風を当てましょう。ドライヤーの熱は思ったよりも熱いもの。頭皮や髪に近づけすぎると、頭皮の乾燥や火傷を招いてしまいます。
また、キューティクルは根元から毛先に向かってウロコのようになっています。その流れに沿ってかけると、ツヤを出すのに効果的です。
ドライヤーの当て方にもルールがあるのね!
乾燥肌とも関係はありますか?
美しい髪のためには、健康な頭皮が必要です。頭皮も皮膚の一部だと考えると、乾燥肌と無関係とは言えないでしょう。そのため、お顔や体の乾燥のお手入れをする際に、頭皮のケアも加えると美髪づくりの一歩として大切です。
また、乾燥肌の原因と髪の艶がなくなる原因には幾つかの共通点があります。
・紫外線などの外部からの刺激
・シャンプーやトリートメント、化粧品による刺激
・洗浄力が強すぎる石鹸等の使用による皮脂の落としすぎ
・体の水分不足
髪がツヤを失う原因の一つは髪の水分の不足です。乾燥肌もツヤのない髪も水分が不足している状態です。
外からのケアも大切ですが、実は口から入れる水分も髪や肌のためには重要です。暑い季節はもちろん、乾燥がきになる冬にこそ、体を潤わせるためにも1日に2リットルを目安に、しっかりと水分を摂取することが大切です。
また、皮脂の落としすぎには十分に注意したいもの。皮脂が足りていないだけでも大きなダメージを受けているのに、皮脂のバリアを失った頭皮は外部の刺激をまともに受けてしまいます。
さらにダメージが進んでいくと、ツヤがないだけでなく、抜け毛などのトラブルの原因にもなりかねません。そのため、自分の肌に合ったシャンプーを選び、頭皮の皮脂を適切に保たなくてはいけません。
肌の乾燥や髪にツヤがなくパサパサした状態は、肌や髪がSOSを出している状態。洗浄力が強すぎず、頭皮や髪にやさしい低刺激のシャンプーを使うなどして、様子をみると良いでしょう。
水分補給も大切ね!
トリートメントで艶は出ますか?
ツヤがなくなった状態の髪は痛んだ状態。痛んだ髪の修復をし、キューティクルを整えるためにトリートメントを使用することで髪の毛のツヤを取り戻すことができるでしょう。
トリートメントを使用することで髪の毛がコーティングされ、外的ダメージから守ってくれるだけでなく、髪にツヤを出してくれたり、髪の内側の水分が逃げていくのを防いでくれます。
ただし、トリートメントのほとんどは油分。油分は毛穴について固まると、毛穴詰まりの原因になります。毛穴が詰まれば、髪の健全な成長を妨げます。トリートメントの際には毛先に向かってつけること、頭皮についたトリートメント剤はしっかり洗い流すことを心がけるとよいでしょう。
また、髪の質、ダメージ、アレルギー反応などを見て、自分にあったトリートメント剤を選ぶことも大切です。価格や香り、パッケージなど、様々なものが発売されていますが、じっくりと自分に合うものを見つけ出したいものです。
エス・ハート・エス社の「ダメージリペアトリートメント」は、厳選された13種類の植物オイル(マカデミアンナッツ、メドウフォーム、ヘーゼルナッツ、シアオイル、アボガド、アルガンオイル、ホホバ種子、ブドウ種子、アーモンド、ローズヒップ、米胚芽、月見草、ツバキ)が配合されており、しっかりと髪のツヤを復活させてくれます。さらに、エイジングケアに有効なワレモコウ、ザクロ、ソメイヨシノ、チャ葉エキス等を配合されているから、加齢によるツヤの減少にも有効です。
しっとりするわね!
ヘアオイルを使えば艶が出ますか?
ツヤがない髪にヘアオイルの使用するのは、非常に効果的な方法といえるでしょう。
正しくヘアオイルを使用すれば、髪の潤いを閉じ込め、コーティングして髪を守る働きをしてくれるだけでなく、髪の流れを整え、ツヤを与えてくれます。
上手く使うポイントは髪の水分補給をしっかりしてから使用すること。水分と油分のバランスが上手く取れていると、髪は美しい状態を保つことができます。
ヘアオイルは様々な種類のものが発売されていますが、植物油を使用したものがおすすめです。
椿油やホホバオイルなど、美容院はもちろんドラッグストアでも簡単に購入できるので、好みのものを探すとよいでしょう。
また、オイルというとベタつきがきになるという方も少なくありませんが、適量を毛先につけるようにして馴染ませることで、髪の毛に上手く行き渡らせることができます。
髪のダメージが激しい場合は、ブラッシングの前にオイルを塗ってからブラッシングするとよいでしょう。ただし、その場合はブラシの素材にご注意を。オイルを使用してブラッシングすることに向いていないピン(毛)もあるので、ブラシの種類には気をつけてください。
ブラシの種類についてはこちら
まとめ
ツヤのある美しい髪は、女性を若々しく美しく見せてくれるもの。
どんなに着飾っていても、パサパサの髪では魅力は半減しますよね。輝く豊かな髪はどんなアクセサリーよりもあなたを輝かせます。それは、ロングヘアだけでなく、ショートヘアでも同じこと。
生き生きとした毎日を過ごすためにも、ぜひツヤのある髪の毛を手に入れたいものです。
日々のお手入れの際、一手間加えるだけで、髪は見違えるほど美しくツヤツヤと輝くようになります。
しっかりしたブラッシングを習慣化し、必要に応じてトリートメントやヘアオイルを使用して「保湿」をしながら髪のダメージを「回復」させることはもちろん、食事や生活習慣の見直しを行うことで美しい髪の毛を「育てる」ことができます。ツヤのない髪に気がついたら、ケアをしながら日々の生活を振り返ってみると良いでしょう。そこにきっと注がなくなった理由が隠れています。